「人間万事塞翁が馬」を「計画された偶然理論」(プランド・ハプンスタンス・セオリー)にする5つの必要なこと

 

「セレンディピティ」という言葉、お聞きになったことはあるでしょうか?

ちょっとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取る、という意味です。

振り返ってみると、たまたま行き合わせた場所、人との出会い、ちょっとした行動、判断、などなど、本当に偶然と呼ぶべき些細なことが、後々の人生にまで大きく影響していくってこと、たくさんありますよね。

 

人間万事塞翁が馬とは

たまたまや偶然が思わぬ結果を導き出す、という意味を持つ故事に「人間万事塞翁が馬」があります。

ただ、この「人間万事塞翁が馬」では、その結果は、必ずしも幸運とは言えない、との意味を持っているのですが・・・。

 

計画された偶然理論(プランド・ハプンスタンス・セオリー)とは

キャリア理論の中で「プランド・ハプンスタンス・セオリー(Planned Happenstance Theory:計画された偶然理論)」と言うのがあります。

これはジョン・D・クルンボルツという博士らによって提唱されたもので、要約すると、

  • 偶然の出来事っていっぱいあるし、それらの影響は大きい
  • なので、「ただの偶然でしょ」とスルーするよりは、何か重要な意味があるんじゃないかと考えてみよう
  • そして、それらを利用したり、積極的に生み出そうとすることが大切

という内容です。

プランド・ハプンスタンス・セオリー」は、「人間万事塞翁が馬」をベースに、偶然の出来事を良いものに変えていこう、という考え方ですね。

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計画された偶然理論(プランド・ハプンスタンス・セオリー)に必要なこと

たまたま偶然の出来事であっても、それを自分にとって良いものに変えて行くには必要なことがあります。

それは、

  1. 好奇心  新しい学びの機会を模索せよ。
  2. 持続性  失敗に負けずに努力し続けよ。
  3. 柔軟性  姿勢や状況を変えよ。
  4. 楽観性  新しい機会は必ずやってきて、それを自分のものにすることができると考えよ。
  5. 冒険心  結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こせ。

なのです。

 

キャリア理論としては、かなり異質です。

 気になることがあったら、とにかく動いてみなよ。

 そうやってりゃ、いつか良いことがあるからさ。

 ま、気楽に考えよう。

 失敗してもいいんだし。

って言ってるわけですからね。

けっこう、いい加減といえば、いい加減ですよね。

でも、キャリアに関わらず、前向きの気持ちと楽観的な考え方をもって行動が出来たら、間違いなく人生はもっと楽しくなるということ。

何かイヤなことがあってもクヨクヨせずに、楽観的にとらえていきたいですよね!