ちょっと自由に生きるコツ

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ちょっと自由に生きるコツ

見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

漁港の肉子ちゃん(西加奈子)の表紙と内容が全然違っていた

 直木賞作家・西加奈子の『漁港の肉子ちゃん』

 

 タイトル、そして、表紙になっているイラストからは、少々、いろっぽい内容を想像しますよねぇ。

 

もしかしたら、この表紙を見ただけで、買うのをためらった人がいるかもしれませんが、内容は全然違って、冒頭から「これは、ギャグ小説なのか?」といったオモシロいお話が続いていくのです。

(多少のイロコイ話もなくはないですが・・・、ほとんどギャグテイストで書かれています)

 

ちなみに、イラストは著者である西加奈子さん、ご本人によるものだそうです。

 

漁港の肉子ちゃん [ 西加奈子 ]

 

『漁港の肉子ちゃん』の主人公は、小学生の女の子「喜久子ちゃん」と、その母親で漁港にある焼肉屋で働く「肉子ちゃん」こと「菊子ちゃん」。

 

母親の「菊子ちゃん」、大阪弁バリバリの底抜けに明るく、お人よしのオバサン。

だけど、おっちょこちょいのところが多々あって、実に笑わせてくれるのです。

 

一方、娘の「喜久子ちゃん」は、小学生ながら、ほんとうに良くできた子ども、お母さんのことを気遣い、しっかりと生きています。

 

話は、ドタバタした事件が続いていくのですか、これが面白い!実に面白いのですよ。

「肉子ちゃん」の話し方、動作、反応・・・、いかにも大阪にいそうなおばちゃんといった感じで、読んでいて、ついニヤニヤっとしてしまいます。

 

いろんなエピソードをおもしろおかしく読み進めていると、途中で「???」と思わせるところが出てきます。

やがて、その疑問が解けるころには、ボロボロと大粒の涙を流していること請け合いです。

 

ふつうに考えれば、この肉子ちゃん、とんでもなく「おバカ」なことをしでかしております。

そして、悲壮感たっぷりで当たり前なのに、それを全く感じさせないのは、やはり「肉子ちゃん」の明るいキャラクターによるところが大きいのでしょう。

 

家族というもの、そして、人が生きるということを、強く考えさせられる一冊。

漁港の肉子ちゃん 」、おすすめします。

 

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)

 

 

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