社会人にとってあいさつは基本中の基本

当記事の主な内容はこちら

  1. 主なあいさつの言葉
  2. シチュエーション別あいさつの仕方
  3. お辞儀のポイント

 

あいさつは基本中の基本、社会人うんぬん以前に、人としてあいさつするのは、やって当たり前のこと。

だけど残念なことに、まともにあいさつをしない人が少なからずいます。

特に会社内で、社員同士のあいさつができない、もしくは、やらない人を見たときって、

「何だ、この人は?まともにあいさつもできないのか?」

って思いますよね。

逆に、あなた自身があいさつをちゃんとしていないと、周囲から同じように思われてしまいます。

 

ビジネスマナーの基本中の基本である「あいさつ」。

まずはこちらの記事を読んで、自分自身をチェックしてみてください!

 

主なあいさつの言葉

ビジネスマナーの基本となる主なあいさつの言葉は以下の通りです。

()内は、あいさつされたときの返し言葉となります。

  • 出社したとき  おはようございます
  • 外出するとき  行ってきます (いってらっしゃい(ませ))
  • 帰社したとき  ただいま戻りました (お帰りなさい(ませ))
  • 退社するとき  お先に失礼します (お疲れさまでした)
  • 社外の人とのあいさつ お世話になります(こちらこそ、おせわになります)

 

あと、厳密にはあいさつではありませんが、受け答えの言い回しとして、

  • 頼みごとをするとき  お手数ですが[申し訳ありませんが]よろしくお願いします
  • 指示等をされたとき  かしこまりました

というのもありますね。

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シチュエーション別あいさつの仕方

では、シチュエーション別に、どのようにあいさつすると良いのかを見ていきましょう。

 

朝のあいさつ

一日のはじまりである朝のあいさつはとっても大切。

これができるかどうかで、その日の気分が変わります。

 

まず、最寄り駅~会社玄関~オフィス(執務室)まで、朝の出勤時のあいさつは、出会う人に普通に「おはようございます」で大丈夫です。

 

オフィススペースに入るときは、出入り口で大きな声で「おはようございます」とあいさつしたあと、自分のデスクに向かう間に、座っている人に対しては、歩きながら何度かあいさつする、というのが一般的です。

(遠くや奥の方にいる人のところまでは、わざわざあいさつに行かないということです)

 

なお、フレックス制をとっている会社では、すでに仕事モードの人がいる場合がありますので、大きすぎる声であいさつすると、仕事の邪魔になるので気をつけましょう。

 

上司へのあいさつ

問題は、上司へのあいさつ。

朝、出社したときに、自分のデスクのところからあいさつして良しの会社もあれば、上司のデスクまで近寄ってあいさつする会社もあります(そこまでしなくてもいいのにって思いますが、慣例としてやっている会社もあるんだとか)。

 

また、上司のほうが遅く来る場合が多いと思いますが、上司が「おはよう」と言いながら歩いているときに、座ったまま「おはようございます」と返すのが一般的。

でも、デスクのところで立ち上がって、あいさつする慣例がある会社もありますね。

 

なお、外出時は、上司のデスクまで行って、「○○へ行ってきます」とあいさつしてから出かけるのが一般的です。

これは、あいさつというよりも、「今から出かけます」という業務報告に近い意味合いがあります。

 

また、会社によっては、大声でのあいさつはNGのところもあります。

これらは、本当に会社によって全然違った運用がされていますので、先輩等に確認してください。

 

会社内でのあいさつ

会社内で他部署の人とすれ違ったりするときのあいさつは、軽く会釈するか、「お疲れさまです」などと声をかけるとなります。

 

来訪者とすれ違うときは、軽く会釈するか、「こんにちは」「いらっしゃいませ」と声をかけます。

ここで言う来訪者は、「顔見知りではない人」が対象となります。そのためでしょうか・・・、会釈等が出来ていない会社が、存外に多いのですね。

それどころか、うさんくさげにジロジロ見てくる人がいる場合も。

 

訪問する立場からすれば、あいさつされると気分が良いですし、しっかりと行き届いた会社との印象を持ちます。

会社としてルール化されていなくても、率先してあいさつすると良いですよね。

 

会社の外でのあいさつ

外でも出会えばあいさつするのは当然です。

上司が他社の人と一緒の場合は、その人を知っていてもいなくても、まずはその人に対してあいさつすることです。

特に知らない人の場合には、上司に対して先にあいさつしてしまいがちですが、大変失礼な振る舞いですので気をつけましょう。

(なお、出会った場所や上司と一緒の人の様子によっては、気づかなかったふりをすることも大切ですね(笑))

 

お辞儀のポイント

お辞儀のポイントは以下のとおりです(男性用)。

  • 身体全体でお辞儀する
  • 傾斜角度は、会釈15度、通常30度、最敬礼45度。この角度で一旦止める
  • 両手は指先を伸ばして、ズボンの縫い目に中指を沿わせる
  • 足のつま先は相手に向けて45~60度開け、かかとはつける

 

背筋を伸ばし、腰から上の一直線を保ったまま前傾させるイメージでお辞儀しましょう。

首だけを曲げ過ぎたり、アゴを突き出すようなお辞儀はNGですよ。

*特にお辞儀の角度は、自分ではなかなか分からないので、誰かに見てもらってここという位置を覚えておいたほうがよいでしょう。

 

気をつけたい慣例的な言い回し

あいさつではありませんが、おまけとして、受け答え時に気をつけたい慣例的な言い回しをご紹介します。

 

まず、知っておきたいのは、目上の人に対して「ご苦労さま」と言わないこと。

また、「お疲れさま」も良くないのでは?という意見もありますが、一般的には問題ありません。

 

「OK」を意図した返事は、いつも「かしこまりました」だと、言う方も言われるほうも疲れますので、TPOに応じて「分かりました」「了解しました」などを使い分けると良いでしょう。

ただ、上司からの指示・命令に対しては、「かしこまりました」「承知しました」を、スッと言えるように練習しておきましょう。

 

詳細は

「いいですよ」「分かりました」「了解しました」は、使ってはいけないNGワードか?!
上司に「いいですよ」と答えるのはNG?仕事をしていると、業務指示を出した上司に対して部下が「いいですよ」と言っているのを聞くことがあります。「いいですよ」は、日常会話ではもちろん、仕事中の会話でも頻繁に使われる言葉ですので、普段はあまり気に

を参照してください。

 

最後に

繰り返しになりますが、あいさつは基本中の基本であり、社会人なら絶対に外してはならないビジネスマナーです。

あなたの会社で、まともにあいさつをしない人がいるようでしたら、他も含めてどういう行動を取っているか、じっくりと観察してみてください。

その人は、間違いなく「仕事ができない人」のはずですであり、きっと、あなたにとって良き「反面教師」になってくれますよ。

仕事ができない人に共通する「だらしない」という特徴
どんな会社にも、どんな部署にも、仕事ができない人って、必ず一人や二人はいますよね。仕事ができない人を見ていると、「なんで、やらないの?」「なんで、できないの?」とイライラすることってありませんか?そんな彼・彼女らをよく”観察”してみると、あ

それと、まともなあいさつができない人に対して、あなたが「おはようございます」とあいさつしても、無視されることもあるでしょう。

それでも絶対にあいさつは続けてくださいね。

 

それでは、また、次回!