ちょっと自由に生きるコツ

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見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

「春夏秋冬 雑談の達人」(堀本裕樹・著)を読んで

突然ですが、下記の1~4の言葉、それぞれで共通していることがあります。

それは、何でしょうか?

 

  1. 風船、火鉢、麗か(うららか)
  2. ラムネ、短夜(みじかよ)、香水
  3. 十六夜(いざよい)、野分のわき、夜なべ
  4. 木枯こがらし、牡丹鍋、山眠る

 

いかがですか?

もともとご存知だった方もいらっしゃるでしょう。

また、この記事タイトルを見てお気づきになった方も。

 

正解は、俳句の季語。

1から4の順番で、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を表す言葉です。

 

 春夏秋冬 雑談の達人

 

先日、本屋で見つけた「春夏秋冬 雑談の達人」(堀本裕樹・著)という本、雑談に関するハウツー本かな、と思って手にしたのです。

 

内容は、俳句先輩と男子くんの2人が日常的な場面で何気ない会話をかわしていきます。

(女子ちゃんや鈴木部長などといった人物も登場します)

そのなかで、風流人である俳句先輩が季語を使い、それに関して解説が添えられているというもの。

 

上の1から4に書いた言葉は、本作品に出てきたもの。

私自身、俳句についてほとんど知識がありませんので、はじめて見る言葉や、その季節の季語だと思いもつかないものがたくさん出てきました。

そこから、少し書き出してみたものです。

 

さて、会話の中で季語を使う俳句先輩なる人物、かなり鼻に付く奴だろうと思われるかもしれませんが、そのようなことは全くありません。

ありふれた場面で、ごくごく自然な会話が繰り広げられ、季語の解説もとても分かりやすく書かれています。イラストもたくさん使われており、読みやすいものでした。

 

メインとなるのは季語です。

多くは自然にある生き物や草花、そして、季節独特の様子を表す言葉で、見たことのない言葉がいくつも出てきます。

 

梅雨の前に吹く湿った風は「黒南風(くろはえ)」、梅雨明けのさっぱりした風は「白南風(しらはえ)」。

夏の「薫風(くんぷう)」、冬の「凩(こがらし)」などなど。

同じ「風」であっても、吹く季節と吹き方ごとに名前があるんですね。

 

そして、その季節でも、春に感じるとらえどころのない憂いや哀しみを、

「春愁(はるうれい)」、「春思(しゅんし)」、「春恨(しゅんこん)」

などと表し、物思いにふける秋には、

「傷秋(しょうしゅう)」、「秋懐(しゅうかい)」、「秋あはれ」

と言った言葉が用いられる。

このように、日常的には使わない季節の言葉がふんだんに登場してきます。

 

ということで、「春夏秋冬 雑談の達人」は、日本語の奥深さや、四季の移り変わりを言葉で感じる、そんなことができる一冊でした。

何度も繰り返し、読みたい本ですね。

 

春夏秋冬 雑談の達人

春夏秋冬 雑談の達人

 

では、また。

 

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