ちょっと自由に生きるコツ

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見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

定期預金の金利が7%というふれこみに危うく騙されるところでした

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4月の上旬、退職金が振り込まれたらソッコーで銀行から電話がありました。

いわく、「退職者の方にお得な運用がありますよ」とのこと。

私としては、いきなり電話で「退職したのですか?」と言われて、気分を損ねたのですが、一応、資料を送ってもらいました。

 

手元に届いたいくつかの資料の中には、「退職者優遇定期預金」と銘打ったパンフレットが入っています。そして、そこには「優遇金利7%」と書かれていました・・・。

 

ここまでのお話は、詳しくはリンク先の記事をご覧いただくとして、今日はその後の顛末を記します。

www.b-zone-s.com

 

退職者優遇定期預金

さて、そのパンフレットですが、退職者優遇定期預金で優遇金利は7%というしろもの。ただし、小さな字で「当初3ヶ月間のみ」と書かれていました。

 

これは、最初の3ヶ月間は7%の金利、以降は通常金利が適用されるというものです。

「なんだ、3ヶ月間だけか・・・」と思いましたが、マイナス金利の時代、定期預金ですら金利はほぼ「0」、たとえ3ヶ月だけでも7%も利子がつくのは、御の字です。

 

仮に100万円を定期にすれば、

100万円×0.07×3ヶ月÷12ヶ月=1.75万円

となりますので、税金を引かれても1.4万円はプラスになる計算。

普通預金のままで寝かせておくのに比べると、雲泥の差ですからね。

 

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「退職者優遇定期預金」は抱き合わせ販売?

この時点では、「退職者優遇定期預金」に入る気満々だったのです。

しかし、あらためてパンフレットをよく読むと

「投資信託・外国債券と同時お申し込みで円定期預金がお得」

と書かれています。

 

つまり、「退職者優遇定期預金」だけに入れるのではなく、同じ額を投資信託か外国債券にも入らなければならないというものでした。

しかも、250万円以上なので、最低500万円は必要となります。

 

普通に考えれば、これは「抱き合わせ販売」。

投資信託か外国債券を売るために、優遇金利という「エサ」をつけているわけですね。

 

昔、ゲームソフトの「ドラゴンクエスト」で抱き合わせ販売を行って問題になりましたが、たしか独禁法違反のはず。

さすがに天下のメガバンクがやっていることなので、この件は法律違反ではないのでしょうけど、「他にも何か落とし穴がありそうだ・・・」と放置していたのです。

 

すると、銀行から連絡があったので、会って説明を聞くことにしたのです。

 

「それって、騙しじゃないの?」

自宅近くの銀行の支店で説明を聞きました。

電話をしてきた担当者は入社2年目とかで、心配だったのか、その上司である営業課長も同席しておりました。

 

冒頭、担当者から説明を受けました。

相変わらずの早口、しかも専門用語をガンガン使うと言う「初々しさ」でいっぱいでしたね。

 

で、以下、当日のやり取りです。

私:結局、これは定期預金と同じ金額分、投資信託か外国債券を買わなければならない、ということですよね?

担当:はい。そういうことになります。

 

私:どんなリスクがあるんですか?

担当:投資信託でいいますと、値段が下って元本割れする可能性があります。また、購入時と運用管理に手数料をいただきます。また、外国債券は為替の影響があるのと、購入時と売却時に為替手数料が発生します。また、途中解約の場合も手数料がかかります。

 

私:なるほど。では投資信託の手数料はいくらくらいなんですか?

担当:商品によって異なりますが、購入時に3%、運用管理で1%くらいは必要かと・・・。

 

私:投資信託には販売手数料が無料のものや、信託報酬がほとんどがかからないものもありますよね?

担当:このプランでは、そのような商品はセットできないんですよ。

 

私:じゃあ、投資信託を100万円買ったとして、実際にどれだけの手数料がかかるのですか?

担当:少々、おまちください・・・。先ほどの率だと年間4万円程度必要です。

私:定期預金でもらえる利子は?

担当:およそ1.75万円です。

 

私:え?じゃあ1.75万円の利子をもらうのに、4万円の手数料を払わなければならないってこと?それって騙しじゃないの?

*このときは、ついキツイ言い方をしてしまいました。すると、課長が慌ててバトンタッチしましたね。

 

課長:いえいえ、決してそんなことは。定期預金と投資信託は別物だとお考えください。

私:でも、セットプランなんでしょ?それを別物というのは無理がありませんか?

課長:たしかにそうなんですが・・・。あくまでこれはご提案ということですので、ご納得いただいたうえで、加入するかどうかを判断していただければ・・・。

 

私:そうですか。ちなみに今の説明では、私はパッと理解できなかったのですが、他の人はちゃんと理解されるものなんですか?

課長:なかなかご理解いただけないこともありますが、そのようなときには繰り返し説明させていただきます。

私:ふ~ん。この商品を売るのって、いろんな意味で大変ですね?

課長:ええ、まあ・・・。

 

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騙すつもりはないにせよ

担当者も課長も悪気があっての話ではないし、まして、騙すつもりなどサラサラないことは十分わかっています。

そして、銀行も商売ですので、手数料などの利益があがる商品を売らなければならないということも。

 

ただ、銀行側に騙すつもりはないにせよ、「銀行の手数料=預金者の負担」となる商品をプッシュして、かつ、そのカラクリを聞かなければ答えないような売り方をしているのはいかがかと思いました。

 

中には、よく分からないまま契約する人が、必ず出てきますよね。

このような人は、想定していた利益があげられないどころか、損を出すこともあるので、「銀行に騙された」って思うでしょう。

 

銀行の営業現場の人たちは、どんな思いなのか、とても気になりました。

全然平気なのか、とてもつらい思いをしているのか、あるいは、慣れてくるのか・・・。

 

そして、損をしたお客さんから、おそらく、一度や二度は「騙しやがって!」と怒鳴られているはずですが、そんなとき、どんなことを思うのか・・・。

 

とても知りたかったのですが、さすがに聞けなかったですね。

 

おわりに

ということで、私的には「あやうく騙されるところだった」という思いを持ちましたし、当然、このセットプランへの加入は見送りました。

もちろん、納得のうえでセットプランへ加入する人もいるでしょうから、それはそれで、よろしいかと思います。

 

ちなみに私は、この銀行経由で「外貨建ての年金保険」に加入しました。

これまた、世の中の評判が悪い商品なんですけど・・・、もちろん、納得のうえでの加入です。

 

では、また。

 

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