ちょっと自由に生きるコツ

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ちょっと自由に生きるコツ

見方を変え気持ちを変えるとちょっと自由になれるかも。 ビジネスマン向けのメソッドから、日々の雑感までを綴っていきます。

長沼ボート場が実質「唯一の代替候補地」である理由が分からない

 

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2020年東京オリンピック・パラリンピックのボート・カヌー会場、ゴタゴタしていますね。

 

先日、宮城県の村井知事が、長沼ボート場での開催を正式に要請しました。

 

一方、埼玉県の上田知事は、彩湖での受け入れを表明するとともに、小池東京都知事による「埼玉県は辞退した」旨の発言に対して、

「公式非公式を問わず、開催の申し入れもないのに辞退のしようもない。とんでもない話」

とお怒りの様子。

 

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できない理由よりもやれる方法を考えるべき

村井知事が東京五輪の組織委員会に開催要請した際、長沼ボート場でできない理由を9つ、提示されました。

その後に発したコメントが、

「できない理由よりもやれる方法を考えるべきで、森会長のリーダーシップに期待したい」

というもの。

 

この言を受けて小池知事は、「私も、できない理由よりできる理由を考える方なので、このように洗い出されるのかとある意味、感心した」と応えました。

 

それぞれの発言は、非常に意味深いものと思いました。

 

村井知事の発言

「できない理由よりもやれる方法を考えるべき」、これはまさに正論です。

そして、発した人はポジティブ、反対する人はネガティブとの印象を与えるキラーワードで、聞いた人の多くは、他の要因も合わせて判官びいき的に「正義は村井知事に在り」との思いを持つでしょう。

 

さらに、「森会長のリーダーシップに期待したい」と続けることで、反対している首謀者は森会長と知らしめています。

そして、長沼ボート場に誘致できれば「森会長のおかげ」と顔を立てることができる一方、もし、叶わなければ、それは「森会長が足をひっぱったから」と宣言しているようなもの、実に巧妙な言い回しですね。

 

小池知事の発言

「私も、できない理由よりできる理由を考える方なので」と、自身もポジティブ思考であることを示しつつ、「このように洗い出されるのかとある意味、感心した」と長沼ボート場に反対する組織委員会を痛烈に皮肉ってます。

 

こうして、

小池・村井両知事連合=正義の革命軍

組織委員会=悪の帝国軍

といった対立の図式が出来上がり、マスコミ報道は、革命軍を全面応援しようといった雰囲気です。

 

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よく分からないこと

さて、ここでどうにもよく分からないことがあるのです。

ボート・カヌー会場が「海の森水上競技場」に決定するまでには、定められたルールに則って進められてきたはずです。

 

その過程では、いくつかの候補地はあったけれど、それぞれ何らかの理由をもって選考外となり、一方、「海の森水上競技場」は、それらの基準をクリアしていたから決定となったと考えられます。

 

でも、フタを開けたら、予算が数倍に膨れ上がっていたため、東京都の調査チームが会場変更を提言したという流れがありました。

良し悪しは別にすると、組織委員会や競技団体からすれば、大変な横車を入れられたことになります。

 

ところで、もし、「できない理由よりもやれる方法を考えるべき」であれば、まずは「海の森水上競技場」での予算削減を考えるべきですよね。

でも、その検討がなされたのか否か、報道されていないようなのです。

 

さらに、東京都の調査チームが長沼のボート場を代案として出しましたが、ここだけを提案したのか、他の代替案はなかったのか、他の候補地ではなくここにした理由は何なのかが、これまた報道されていないようです。

 

そこに持ってきて、「埼玉県はもう十分と言っていた」という小池知事の発言、これは記者の質問に答えてのことであり、かつ、誤認に基づくものだと思いますが、うがった見方をすれば「彩湖のほうが有力な候補地」との認識があったともとれるわけです。

 

いずれにせよ、長沼ボート場が「唯一の代替候補地」として浮上するのに必要なプロセスが、なんで2つもすっ飛んでいるのか、よく分からないのです。

私が調べ切れていないだけなのでしょうけど・・・、どうにも釈然としないのですよね。

ご存知の方、ぜひ、教えてください。

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おわりに

小池知事は、「長沼ボート場は候補地」と表現しているだけで、「ここでやりたい」とは一言も言ってません(婉曲的な言動は多々ありますが・・・)。

 

一方、村井知事は、長沼ボート場ありきで「できない理由よりもやれる方法を考えるべき」と言うのは、立場上ごくごく当たり前のことと思います。

 

そして、ここにきて、埼玉県・上田知事が「怒り」の名乗りを上げました。

もちろん、組織委員会と競技団体は、「海の森水上競技場」押しです。

 

会場選定は、まだまだモメそうな勢いですが、今後どうなっていくのでしょうかね。

 

では、また。

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